欲求を上回るFactorioのお話

2022年10月30日

Factorioがswitchで発売

みんな大好きゲームのお話です。
世の中には、「世界中から何かを採掘して、それを材料にして何かを作り出し、さらにそれを組み合わせて何かを作り出し…」のようなジャンルのゲームがあります。minecraftのような、ドラゴンクエストビルダーズのような、いわゆるサンドボックスゲームと言われるジャンルです。

もともと、steamで2020年8月にPC向けに販売されたFactorioですが、このたび2022年10月28日に、switch版が発売になりました。大変に危険です(笑

幸いなことに、2022年10月30日現在、amazonでは取り扱いがありません。
ですが、Nintendo Storeでダウンロード版が購入できます。4,000円です。安いです。
steamに書かれているのですが、安売りはしないとありますので、ずっと4,000円のままかと思われます。

Factorioって?

steamの公式には、こうあります。

Factorio は工場を作り、維持するゲームです。
資源を集め、技術を研究し、施設を建て、生産を自動化し、敵と戦いましょう。

steamのFactorioページ(https://store.steampowered.com/app/427520/Factorio/?l=japanese)から抜粋

基本的には、落ちてる石やら鉄鉱石やら石炭を拾って、それを使って何かを作り出し、作り出してものを使ってさらに大きなものを作り出し…というゲームです。さらに、可能な限りその工程を自動化し簡略化し、実用性に富んだモノを作りましょう、みたいなノリです。

原則、終わりはありません。終わりらしい終わりは、「飽きたとき」なんだと思います。
後述しますが、人によっては、飽きるまでに数千時間かかるようです。時間泥棒め…。

最大の魅力

エンジニアの皆さまなら、思い当たることがあるでしょう。

「これ、鉄鉱石を200個集めないとなんだけど、手で掘るとかあり得ないよね。じゃぁ、掘削機を作ろう。でも、掘り出しただけだと、それを集める労力がかかるから、コンベアに乗せちゃおう。そのためにはまずはコンベアを作って。コンベアの終端に石の炉を置いて、その生成物の回収も自動化して…」

そうなんです。無駄をなくして、必要な材料をたくさん集め、それを使って何かを作り出していく。それが最大の魅力なんですよね。
効率よく採掘てきて、効率よく回収できるように、緻密に計算していろいろ配置していくのも醍醐味です。

この手のゲームで怖いのは、「ゲーム欲が、睡眠欲と食欲を上回る」ということが起こることです。すでに、私はその症状が出始めています。もうね、自動掘削機からのコンベアからの回収みたいなのが、たまらなく楽しいんです。そして、思い通りに世界を作っていく過程が楽しいんです。

ちなみに、私の場合はドラゴンクエストビルダーズ2で、連続6時間くらいプレイし続けたことがあります。時間だけ見ると、全然ヒヨッコですけども…。
かつての同僚に、朝10時にちょっとだけやろうと思ったら、気づいたら夜10時を過ぎていたという人がいます。

レビューもおかしい

steamのレビューを見ると、皆さまプレイ時間がバグってます。基本数千時間とかの単位でプレイされてる方が大多数です。まれに、1万時間を超える猛者もいらっしゃいます。それほどまでに、プレイヤーを虜にしているゲームなんです。

プレイ時間1万時間超えの方のレビューの抜粋

なんとか飽きることができました。

なんとか飽きることができた、という今までに耳にしたことのない言葉に戸惑います。

本業がプログラマの方のレビューの抜粋

私は本業でプログラムを書くこともあり、このゲームのようにロジックを処理することを生業としています。
つまり昼も夜も場所が違うだけで同じことをしているわけで、factorioは給料が発生しない仕事というわけです。

給料が発生しない仕事自体は日本中にありそうなのが怖いところですが、この方の場合はまた特殊です。factorioが仕事になっています。分かるような気がします。

これ、オススメです。

難点もあります

まず、独特の操作方法に慣れるまでに時間がかかります。画面を閉じるボタンに迷う、作ったモノを地面に配置するのに迷う。キャラの操作に手間取る、という場面に割と出くわします。こればっかりは慣れです。まぁ、モンハンよりは簡単な操作だと思います。
思うに、キャラの操作がLスティック、カーソルの移動がRスティック。そして、インベントリ画面でのカーソル位置は、インベントリ画面を閉じても同じ場所にあるという点に、操作の難を感じます。

もう一つの難点は、原作がおそらく英語なんだと思いますが、それをいろんな言語に訳しています。そのため、まれにおかしな日本語が出てきます。読みながら頭の中で正しい日本語に直せますが、2度見するような局面があります。目をつむって、温かい目で見ましょう。

マルチプレイも良いらしい

すいません。いわゆる協力プレイというかマルチプレイについては、未体験なんです。一応、

マルチプレイヤーゲームで他のプレイヤーと協力し、友人と分担して巨大な工場をつくりあげましょう。

steamのFactorioページ(https://store.steampowered.com/app/427520/Factorio/?l=japanese)から抜粋

とありますので、きっとそれも楽しいんだと思います。今のところ、マルチプレイをする予定はありません。あしからず。

まとめ

世界中にファンがいるこのFactorio。steamではなく気軽なswitchでできるようになったのは、とても嬉しいし、とても危険なことです。せめて、睡眠と食事はきちんとして、その上で楽しみましょう。