ハーヴェストムーン
早いもので、2022年も9月。その9月も半ばにさしかかろうとしています。
そんな今日は、9月の満月の日です。9月は、その満月の明かりが収穫最盛期の農家を助けた、という逸話から、ハーヴェストムーンと呼ばれています。
意味はそのまま、収穫月です。
名月と重なる
2022年9月の満月は、いわゆる「中秋の名月」と重なりました。
っていうか、そもそも「名月」ってなによ。というところから。
これは、単純に「月を見上げるのに、ちょうど良い高さだから」という説があります(諸説あります)。
夏は太陽が高く、月が低い。そのため、見えづらい。
冬は太陽が低く、月が高すぎます。そのため、首が痛くなります。ちょっと違うけど違いません。
そこで、春と秋の高さがちょうど良いとされました。
では、春と秋はどちらが月見に適しているでしょう。
答えは秋です。なぜなら、春は空がかすんでしまうことが多いからです。いわゆる「春霞」です。対して、秋は晴れることが多い季節です。今年は雨や曇りが多めですが…。
そのため、名月と言えば秋、という考え方が定着した、とされています。
ちゅう…しゅう…?
これは、十五夜です。求め方は複雑なのですが、ざっくりと「旧暦の8月1日から15日目の、旧暦8月15日目を中秋とする」と定められています。へぇ、くらいなものです(笑)
なんやかんやありまして、中秋の名月は9月になりやすく、また、満月の周期とはなかなか重なりません。
今年2022年は、偶然にも重なった、ということですね。
次回の重なりは?
次に、中秋の名月と満月が同じ日になるのは、2030年です。ずいぶんと先です。